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2017年5月16日火曜日

逆指値について

 今回は指値よりも難しい「逆指値」です。
逆指値はどこの証券会社でも扱っているわけではないようですので、その辺りもご注意下さい。
早速ですが逆指値についてやっていきましょう。



 ぞうさん流の言葉にすると、「逆指値」での売買というのは自分が設定した値段より
売買するときに損する方向の値動きの場合にのみ「トリガー(引き金、きっかけ)」をかけて取引します。という注文になります。




 これを読んでくれるような初心者の方はもちろん「???」でしょう。
なぜ、損する側に売買命令をだすの??どんな場面で使うの?
分かっている人はつまらないと思いますので、素通りしてください。
逆指値では「トリガー」がポイントになります。





 それでは実際にどんな場面で「逆指値注文」を行うかを見てみましょう。
下図1は板情報になります。



図1



 この図1の場面では917円を中心に907~927迄が表示されています。
逆指値注文では基本的には「赤」と「黄色」のゾーンしか使いません。
なぜなら、「青」と「緑」のゾーンではすぐにトリガーがかかってしまうからです。



 「トリガーとは何ぞや?」と思われたと思います。
辞書で引いてみると、「トリガー」とは「引き金」とか「きっかけ」の事のようです。
ある条件を引き金(トリガー)にして注文を出すのが「逆指値注文」になります。
逆指値買の場合、数値以上ならトリガーがかかることになります。
逆指値売の場合、数値以下ならトリガーがかかることになります。
ではこの場面で仮に「青」ゾーンで逆指値注文を出したとしましょう。




例1)瞬間にトリガーがかかる逆指値
例えばこの場面で914円逆指値買注文します。(青ゾーン)
現在値が「914」以上なら買命令(成行or指値)にて買注文を出します。
ということになり、現在値段が「917」ですから即座に条件が整い、トリガーがかかります。
逆指値の成行なら現在出ている一番安い売板を買うことになります。
逆指値の指値なら指値によっては約定しない可能性もあります。(要注意!!)



 逆指値の話をしているのに成行とか指値が出てきた???なぜ?
わからないでしょう?いろんなHPを見たんですが、ここを書いてくれている人があまりいないんですよね。



 実はJPX(日本取引所グループ)では逆指値という発注方法は取扱いしてくれません。
我々の取引している証券会社さんが独自に逆指値を設定してくれているんです。(証券会社によっては逆指値は取扱いしていないところもあるようです)
で、各証券会社さんのご厚意により、この株価より下がったら損切とか、この値段より上がったら直近の高値を超えてブレイクだから取り残されないように買入れしたいというような使い方ができる逆指値がつかえているのです。




 ですから逆指値で注文したばかりの時は、JPXにはまだ注文されていません。
トリガー条件:今回でいえば株価が914以上になれば注文を出す。
その後、指値注文or成行注文のどちらかで注文(ここでJPXに注文)されます。
ですから、トリガーがかからなければ実際には注文出したことにならないんですよ。

なので、注文の流れとしては下記の様になります。

A)株の発注者(個人) 
↓ 
B)各証券会社さん(仲介)

C)JPX(日本取引所グループ)
    
○逆指値注文を出した段階では(B)のところで注文が止まっています(C)には未発注
○トリガーがかかって初めて(C)に注文が通ります。




(成行、指値、逆指値)の三種類の注文ができると思っていたら、
実際にJPXにでている注文は(成行、指値)の2種類の注文しか受け付けてなかったのです。
 そして、ここからはまた、各証券会社さんで独自の方法になりますが、逆指値のトリガーがかかったら「成行注文」にするか「トリガーと同値の指値」にするか、「トリガーから+-○○円の指値」にするか設定しておくことになります。



????さらにややこしくなってまいりました。

なんでこんなにややこしい設定があるの?




 そうですね、実際に逆指値を使う場面を想像してもらうとわかりやすいんですが、逆指値を置く位置は「損切ポイント」か「ブレイクポイント」になる事が多いと思われます。
そこでは、急激に売買が行われてあっという間に板が売り切れる事が多々あります。
なので、トリガーと同値の指値注文だと約定せずに行ったきりになる可能性があります。
そこで、+3ティックまでなら買とか、-2ティックまでなら売とかを設定できる指値注文を設定してくれている証券会社があるようです。



例2)買板の勢いでブレイクを取りに行く逆指値
そこで、図1赤ゾーンで「922円の大きい板(134700枚)が抜けたら買勢いがつよいから「923」逆指値で注文」という時は、「923」にだれかが1枚でも取引したら、トリガーがかかり注文が執行されます。




しかし、134700枚の板(922円x134700枚=約1億2400万円)が一瞬で買われた勢いで923の板も一瞬で買われている可能性が結構あるんです。
その場合、逆指値と同値で指値注文が出た場合、そのまま、923の売板が出ず、どんどん高値を更新して、置いてきぼりを食う可能性もあります。
これがエントリーの場面なら「空振りしたよ・・・残念だったな・・・」で済みますが、もしも、損切に設定した値段だったとしたらと思うとぞっとします。
ですから、逆指値で損切を設定するときは成行の方が無難かな?と思います。
また、エントリー場面なら指値+2ティック迄とかはアリかなと思います。




例3)損切位置での逆指値
図1黄ゾーンで「914円の大きい板(106000枚)が抜けたら売勢いがつよいから「913」逆指値で損切売注文」という時は、「913」にだれかが1枚でも取引したら、トリガーがかかり注文が執行されます。




この場合は基本的には成行で注文の方が良いと思います。
ただ、914の板が半分くらい無くなったら自分で指値決済もありかと思います。
損切の場合は躊躇すると痛い目に合うことがありますから・・・




 まあここまで、長々と書いてきましたが要するにこのことを忘れないようにするために、ぞうさん流では指値は買でも売でも損する方にトリガーと覚えました。


みなさんはどんな覚え方をしてもよいと思いますが、まだよくわかってない方は
参考になさってください。




ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
ぞうさんでした。

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